この記事は、転職エージェントを使うのが初めてで、登録したら何が起きるのか・断れるのかが不安な未経験〜若手の人に向けて書いています。
結論:流れは5ステップ。全体像を知れば準備できる
先に結論です。IT転職エージェントの利用は「登録→面談→求人紹介→応募・選考→内定」の5ステップで進みます。求職者は原則無料で、各ステップで担当者がサポートしてくれます。
期間の目安は、登録から数日以内に連絡が来て面談、そこから応募・選考を経て、全体で1〜3ヶ月程度が一般的な感覚です(在職中かどうか、応募数でも変わります)。私自身、転職のときにエージェントを利用してこの流れで進めました。全体像と時間感覚が分かっていれば、身構える必要はありません。各ステップで何が起きるか・何を準備すればいいかを順に整理します。
ステップ別の流れとコツ【期間の目安つき】
① 登録(数分〜10分)
Webから基本情報(経歴・希望など)を入力して登録します。経歴が浅くても、IT経験がゼロでも、正直に書いて大丈夫です。 盛る必要も、卑下する必要もありません。登録後は数日以内に、面談日程の連絡が来るのが一般的です。
② 面談(登録から数日〜1週間後・30分〜1時間程度)
担当者と、経歴・希望・キャリアの方向性を話します。オンラインが主流です。
最初に安心してほしいのですが、面談は選考ではありません。評価されて落とされる場ではなく、あなたの希望を整理するための相談の場です。うまく話せなくても不利になりません。
「未経験だから話せるスキルがない」と身構える人も多いですが、学習中の内容も立派な材料になります。私も独学はドットインストールやProgateから始めた身ですが、「今ここまで学んでいて、次はこれを作ろうとしている」と話せるだけで、担当が紹介できる求人の精度は上がります。前職で培ったこと(接客・調整・資料作成など)も、ITの現場で評価される要素です。
準備は2つで十分です。経歴のざっくりした整理と、希望条件の優先順位。私は転職のとき「残業の実数(+有休消化率・所定労働時間)」「PM・大規模案件の経験を積めるか」「技術力を大切にする風土か」「リモート可か」の4つを軸にしていました。全部叶う求人は稀なので、どれを譲れてどれを譲れないかまで考えておくと、面談が濃くなります。
服装は、オンラインなら清潔感のある私服で問題ないのが一般的です。対面の場合はオフィスカジュアルが無難です(各社の案内があればそれに従ってください)。
③ 求人紹介(面談後、数日〜随時)
面談をもとに、求人を紹介してもらいます。ここで必ず使ってほしいのが、求人票に出ない内情の質問です。残業の実数、配属先の忙しさが「案件の波」なのか「常時」なのか、育成体制の中身、SES(客先常駐)なら常駐先の決まり方——。私の経験上、求人票の文面より、この質問への回答の具体性のほうが、よほど会社の実態を表します。
なお、未経験の場合、学習状況によっては紹介数が少ないこともあります。それは珍しいことではなく、打ち手もあります(後述)。
④ 応募・選考(2週間〜1ヶ月程度)
応募する求人を決め、書類添削・面接対策のサポートを受けながら選考に進みます。日程調整や企業とのやり取りはエージェントが間に入ってくれるので、在職中でも回せます。
未経験のIT選考では、「なぜITなのか」「なぜこの会社なのか」を深掘りされるのが定番です。ここの組み立ては「未経験エンジニアの志望動機の書き方」と「未経験エンジニアの面接でよく聞かれる質問」で対策できます。学習の成果物(ポートフォリオ)の提出を求められることもあります。
⑤ 内定・入社(内定から入社まで1〜2ヶ月が目安)
内定後は、条件交渉や入社時期の調整をサポートしてもらえます。内定承諾には期限があるのが普通なので、迷ったら期限の相談を遠慮なく。在職中なら退職の切り出し方も相談できます。
複数内定で迷ったときは、自分の軸に立ち返るのが一番です。私の場合は前述の4軸(残業実数・経験・風土・リモート)で比べました。条件表の年収だけで決めないことをおすすめします。
紹介を断りたいときは?(そのまま使える文例)
紹介された求人も、選考の途中辞退も、断って問題ありません。気まずければ、次の文例をそのまま使ってください。
「ご紹介ありがとうございます。今回の求人は◯◯の点で希望と合わないため、見送らせてください。△△のような求人があれば、ぜひ拝見したいです。」
ポイントは、断る理由を一言添えること。理由が伝わるほど、次の紹介の精度が上がります。しつこく勧められる場合は担当変更や利用停止も可能です。「登録したら最後、転職させられる」ということはありません。自分のペースで使えるサービスです。
紹介が少なかったときの打ち手
未経験の場合、タイミングや学習状況によって紹介が少ないことがあります。落ち込む必要はなく、打ち手は明確です。
- 未経験・若手向けの別サービスに切り替える:経験者向けのサービスだった可能性が高い。どのタイプを選ぶかは「IT転職エージェントの選び方」で解説しています
- 学習実績を積んで再挑戦する:小さくても「作ったもの」があると紹介の幅が変わります。作り方は「未経験エンジニアのポートフォリオの作り方」へ
- 学習に伴走が欲しいなら:独学で手が止まりがちな人は、質問できる環境を先に作るのも手です
【Winスクール】紹介の幅を広げる学習実績づくりを、無料体験レッスン・説明会で相談してみる →
複数エージェントの使い方
複数登録は一般的で、2〜3社が管理しやすい目安です。「他社も利用している」と正直に伝えて問題ありません。どの2〜3社をどう組み合わせるか(メインとサブの決め方・比較の基準)は「IT転職エージェントの選び方|未経験が失敗しない5つの基準」にまとめているので、そちらを見てから登録すると迷いません。
よくある質問(FAQ)
Q. 本当に無料ですか? A. 求職者は原則無料です(採用時に企業側が費用を負担する仕組みのため)。
Q. 登録したら必ず転職しないといけない? A. いいえ。多くのエージェントでは、情報収集だけ・相談だけの利用も可能です。面談を受けた結果「今は動かない」でも問題ありません。
Q. 面談の服装は? A. オンラインは清潔感のある私服でOKが一般的、対面はオフィスカジュアルが無難です。迷ったら担当に聞いてしまうのが早いです。
Q. 在職中でも使えますか? A. 使えます。面談や連絡は都合に合わせて調整でき、日程調整は間に入ってもらえるので、働きながらでも回せます。
まとめ:まず登録して面談を受けてみる
- 流れは「登録→面談→紹介→選考→内定」の5ステップ、全体で1〜3ヶ月程度が目安
- 面談は選考ではなく相談の場。未経験なら学習中の内容が話す材料になる
- 求人票に出ない内情(残業実数・忙しさの体質・育成)こそ質問する
- 断ってOK・相談だけでもOK。断り方は文例をそのまま使えばいい
最初の面談を1回受けると、自分の現在地と、足りない準備が具体的に分かります。それだけでも転職活動の解像度が大きく変わるので、情報収集のつもりで気軽に始めてみてください。
コメント