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エンジニアの市場価値とは?社内評価と市場評価がズレる3つの理由

この記事は、自分の市場価値が「低いかも」と漠然と不安だったり、そもそも「どう測ればいいか分からない」若手エンジニアの人に向けて書いています。

結論:市場価値は「社内の評価」では測れない。外の市場ではじめて分かる

先に結論です。エンジニアの市場価値は、社内の評価では測れません。外の市場に当てて、はじめて分かります。

先に断っておくと、この記事は「だから今すぐ転職しろ」という話ではありません。まず自分の位置を”測る”ことが目的です。測ったうえで、市場価値を上げにいくのも、ペースを落として働くのも、あなたが選べばいい。どちらも正当な選択です。

私自身、転職のときに複数のサービスを比較し、企業やヘッドハンターから直接オファーが届くスカウト型も併用しました。そのとき強く感じたのが、社内で自分に付いていた評価と、外から届く評価は、まるで別物だったということです。この「ズレ」こそが、市場価値の話の入り口です。

そもそも「市場価値」とは何か(ここは手短に)

市場価値をひとことで言えば、「他社が、あなたを採りたい・高く払いたいと思う度合い」です。一般には「スキル × 経験 × 需要(希少性)」で決まる、と説明されます。

ただ、この定義を細かく分解しても、正直あまり自分ごとには落ちません。それに、「どう上げるか」や「具体的な年収の相場」は、この記事の役割ではありません。 ここでは「自分が今どの位置にいるかを測る」ことに絞ります。上げ方や相場は、それぞれ別の話として切り分けて考えたほうが、頭が整理されます。

なぜ自分では測れないのか:社内と市場は物差しが違う

ここが核心です。社内の物差しと、市場の物差しは、そもそも別なのです。

社内では、等級・上司の評価・社歴といった尺度で評価されます。でも市場は、その会社の内部事情を知りません。市場が見るのは「何ができて、どんな経験を積んでいて、それがどれだけ希少か」だけです。

だから、社内で「普通」でも市場では希少、ということが普通に起こります。 逆も然りで、社内評価が高くても、それが社内でしか通用しないスキル(その会社独自の仕組みへの習熟など)なら、市場では値がつきにくい。

私が転職で複数のサービスを使ったとき、まさにこれを体感しました。正直に言えば、思っていたよりもずっと高く評価されたのです。とくに、フロント・バック・インフラまで幅広くフルスタックに手を動かしてきたことと、顧客と折衝してきた経験が、外の市場では強みとして評価されたようでした。社内にいると当たり前に思えていたことが、外に出すと希少に映る——これが「ズレ」の正体です。

自分の価値が「低いかも」と感じるのは、多くの場合、社内という狭い物差ししか持っていないからです。

気づいていないだけ:あなたの経験は、すでに”値”になっている

もう1つ、伝えたいことがあります。あなたが「大したことない」と思っている経験が、市場ではすでに値になっている可能性が高い、ということです。

私の例で言えば、激務な時期に関わった仕事——個人では触れない規模のシステム、要件定義からPMまでの経験の幅——は、当時は「ただ忙しいだけ」に感じていました。でも転職市場では、これが評価の対象になりました。消耗した経験が、無駄ではなかったのです。

とくに効いたのは、「掛け算」でした。私はフロントもバックエンドもインフラも触れて、さらにPMも経験しています。「作れるだけ」でも「回すだけ」でもなく、その両方を持っていること自体が、希少性になりました。単体のスキルを網羅するより、組み合わせで幅を作るほうが、市場では値がつきやすいというのが実感です。

だから、自分の経歴を「たいしたことない」と切り捨てないでください。棚卸ししてみると、すでに値になっている経験が見つかるはずです。

市場価値を客観的に測る方法:外の物差しに当ててみる

では、どう測るか。答えはシンプルで、外の物差しに実際に当ててみることです。

一番手軽なのは、転職エージェントやスカウト型のサービスに登録して、「自分にどんなオファーが、いくらで届くか」を見ること。これは転職を確約するものではありません。登録して、外から自分がどう見えるかを知るだけでも、社内の物差ししかなかった状態から一歩抜け出せます。

実際に何が起きるのか(登録から面談まで)が不安なら、「IT転職エージェント利用の流れ」に書いています。どのサービスを選ぶかは「IT転職エージェントの選び方」を参考にしてください。

まとめ:「低いかも」は、まだ測っていないだけ

  • 市場価値は社内の評価では測れない。外の市場ではじめて分かる
  • 社内と市場は物差しが違う。社内で普通でも市場では希少、ということは起こる
  • あなたの経験(規模・幅・掛け算)は、気づいていないだけで、すでに値になっている
  • 測るのは、外の物差しに当ててみること(=スカウト・査定で客観視)

「自分の市場価値は低いかも」という漠然とした不安は、たいていまだ測っていないだけです。まず客観的に測ってみる。そのうえで、市場価値を上げにいくのも、生活を優先してゆるく働くのも、あなたの自由です。大事なのは、知らないまま不安でいるより、測ってから選ぶことです。

よくある質問(FAQ)

Q. 市場価値が低いと感じたら、転職すべきですか? A. いいえ、まず測るのが先です。測った結果を見て、上げにいくか・今の環境で満足するかを決めればいい。測る=転職ではありません。

Q. 社内評価が高ければ、市場価値も高いですか? A. 必ずしもそうではありません。その評価が「社内でしか通用しないスキル」に対するものなら、市場では値がつきにくいこともあります。外の物差しで確かめるのが確実です。

Q. 未経験・若手でも市場価値はありますか? A. あります。経験が浅くても、学習してきた過程や前職で培った力は評価対象になります。「ない」と思い込む前に、一度測ってみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

文系・未経験からITエンジニアになり、業務用アプリの開発を5年経験。バックエンドからフロントエンドまで一人で作れるフルスタックエンジニアで、現在はPMも兼務。AWS・Azureなど実務での経験をもとに、未経験からのIT就職・転職と学習法を発信しています。

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