この記事は、未経験からエンジニアを目指して面接に臨む人に向けて書いています。よく聞かれる質問と、その答え方の考え方を、実体験を交えてお伝えします。
結論:頻出質問は決まっている。準備すれば落ち着いて答えられる
先に結論です。未経験エンジニアの面接で聞かれることは、ほぼパターンが決まっています。 だから、事前に準備すれば落ち着いて答えられます。
面接官は、あなたを困らせたいわけではありません。「本気度」「学ぶ姿勢」「一緒に働けそうか」を確認したいだけ。それが伝わる準備をしておけば大丈夫です。私自身、文系・未経験でエンジニア一本に絞って就活しましたが、書類から最終面接までほとんど落ちませんでした。効いたのは流暢さや模範解答ではなく、「正直に・筋を通して答えること」だったと感じています。テンプレどおりの回答より、自分の言葉で語るほうが、はるかに刺さります。
面接官が未経験者を見ているポイント
- 本気度:なんとなくではなく、覚悟があるか
- 学ぶ姿勢・継続力:入社後も伸びそうか
- 人柄・相性:チームでやっていけそうか
- 論理性:筋道立てて話せるか
技術力そのものより、伸びしろと一緒に働けるかを見ている、と捉えましょう。
なお、エンジニアに求められる「論理性」や「コミュニケーション力」は、わざわざ「私はロジカルです」と主張するものではありません。一つひとつの質問に筋道立てて、相手の意図をくんで答えていれば、受け答えそのものから自然に伝わります。アピールしようとするより、丁寧に会話することを意識するほうが結果的に伝わります。
よく聞かれる質問と答え方(回答例つき)
代表的な質問と、答え方の型です(具体は自分の言葉に)。
志望動機(なぜエンジニア・なぜ当社)
「きっかけ→学んできた行動→入社後の貢献」で一貫させる。会社の特徴に結びつけると強い。書き方は「未経験エンジニアの志望動機の書き方」で詳しく解説しています。
私が面接で手応えを感じたのは、IT業界とエンジニアの「特性」を理解していることを、正直に伝えたときでした。ITは変化が激しく、常にインプットして自分自身が成長し続けなければならない世界です。その環境を分かったうえで、「そこに前向きに取り組めるやる気・自信・適性がある」と自分の言葉で語れると、面接官には刺さります。ここはどのエンジニアにも共通する原理原則なので、押さえておいて損はありません。逆に、借りてきた模範解答は見抜かれます。
転職理由(なぜ今の仕事を辞めるのか)
ネガティブで終わらせないのがコツ。「〇〇に不満」ではなく「〇〇を実現したいから」と前向きに変換する。
例:「前職の経験を通じて△△に課題を感じ、技術で解決する側に回りたいと考えるようになりました。」
学習状況(何をどう学んでいるか)
具体的に。使った教材、作ったもの、つまずいて乗り越えた経験を語ると、継続力が伝わる。
将来像(どんなエンジニアになりたいか)
ざっくりでも方向性を。「貢献したい領域」や「伸ばしたいスキル」を語れると好印象。
弱み・苦手なこと
正直に。ただし「どう向き合っているか」をセットで。改善の努力が見えると逆に評価される。
技術質問はどこまで答えればいい?
技術質問の深さは会社によって大きく違います。言語・実装方針・仕様までしっかり聞いてくる会社もあれば、多くの場合は「何の言語で、何を作ったか」で満足してもらえます。特に文系を多く採用している会社では、面接官(人事)自身が技術に詳しくないことも多く、深追いされないことがほとんどです。
聞かれても、基本はこの3つで十分です。
- 分かる範囲で正直に答える(知ったかぶりはNG)
- 分からなければ「分かりません、こう調べます」と素直に
- 学習中の内容なら、理解していることを自分の言葉で
そのうえで、必ず用意しておきたいのが、自分が作ったアプリについて語れること。具体的には——
- 工夫した点・こだわった機能(「ここは他と違う」と言える部分)
- なぜそれを作ろうと思ったのか(きっかけ・動機)
機能自体はありふれていて構いません。私自身、学んだことを一通りアウトプットできるアプリにする、というスタンスでToDoやレシピ検索アプリを作りました。それでも「なぜToDo?なぜレシピ?」は聞かれるので、「料理初心者向けのアプリが意外と少ないと思って」といった小さな理由を添えるだけで、ぐっと伝わりやすくなります。完璧な回答より、正直さと学ぶ姿勢、そして自分の作品を自分の言葉で語れることが見られています。
好印象を残す逆質問
「何か質問は?」は評価のチャンス。意欲が伝わる質問を用意しましょう。
- 入社後の研修・育成の進め方
- 未経験から活躍している人の共通点
- 入社までに学んでおくとよいこと
- チームの雰囲気・働き方
NG:調べれば分かること、待遇ばかりの質問。
正直に言うと、私自身も逆質問は苦手でした。でも身構えすぎなくて大丈夫です。ありきたりな質問で十分。大事なのは、質問して終わりの一問一答にせず、相手の答えを一歩深掘りしたり、少なくとも感想を返したりすること。逆質問も面接官との「会話」だと捉えると、ぐっと楽になります。相手の役職や雰囲気に合わせて、聞く内容を少し変えられるとなお良いです。
未経験の弱みを強みに変える答え方
- 前職経験を結びつける:「営業で培った顧客視点を、要件理解に活かせる」など
- 学習を継続中で示す:止まっていない姿勢が継続力の証拠
- 素直さ・吸収力をアピール:未経験だからこそ伸びしろがある、と前向きに
「なぜ未経験で?」への答え方
未経験だと、ほぼ確実に「なぜ未経験からエンジニアに?」とストレートに聞かれます。テンプレ的に聞く企業もあれば、経験者採用を重視していて本気で確かめてくる企業もあります。いずれにせよ、面接官が気にしているのは「本当に適性があるのか」「別の専門性を捨ててまで来る理由は何か」です。
ここで私が一番手応えを感じたのは、IT・技術への熱意を素直に言葉にすることでした。ITの力がどれだけすごいか、世の中に何ができるのか、技術のどこに惹かれたのか——飾らずに語ると、面接官に喜んでもらえた印象があります。ここは人それぞれ思うことがあるはずなので、無理にテンプレへ寄せず、自分の興味をストレートに伝えていい部分です。
正直、年収や働き方が動機の人も多いでしょう。でも現場に入ると、「技術が好き」「ITで大きなことをやりたい」という人の強さを感じる場面が本当に多い。仕事でコードを書き、休日も迷わず技術に時間を使う——そういう熱量は、面接でもにじみ出て伝わります。少しでも技術そのものへの興味があるなら、そこを言語化しておくと強いです。
面接前にやっておく準備
- 頻出質問への回答を声に出して練習する
- 自分のポートフォリオ・学習内容を説明できるようにする
- 応募先の事業・特徴を調べておく(「なぜここか」に答えるため)
- 逆質問を2〜3個用意する
よくある質問(FAQ)
Q. 緊張して話せるか不安です。 A. 完璧に話す必要はありません。要点をメモにまとめ、声に出して練習しておくと落ち着きます。
Q. 技術が浅くても大丈夫? A. 未経験前提で見られています。浅くても正直に、学んでいる姿勢を示せば問題ありません。
Q. オンライン面接の注意点は? A. 通信・カメラ・背景を事前確認。間(ま)が空きやすいので、ゆっくり話すと伝わりやすいです。詳しくは「オンライン面接のコツとマナー」を参照してください。
Q. 逆質問が思いつきません。 A. 育成体制・活躍する人の特徴・入社前の準備、の3方向から考えると出しやすいです。
まとめ:準備が9割
- 頻出質問はパターン化されている=準備で対応できる
- 面接官は「本気度・学ぶ姿勢・相性」を見ている
- 転職理由は前向きに、弱みは向き合い方とセットで
- 逆質問で意欲を示す
- 声に出して練習しておく
面接対策は一人だと不安が残りがちです。IT特化エージェントの模擬面接・対策を使うと、第三者の視点で弱点を潰せます。

コメント